濡れた髪を拭きながら、もう一度リビングに降りると祐樹のお父さんが帰ってきていた。 「この子かー、祐もずいぶん可愛い子を連れてきたな」 あたしは急いでお辞儀をして、挨拶をした。 《お邪魔させていただいてます!》 「ふふっ、君が祐の元気を取り戻してくれたんだね」 「?」 そう言って、少し屈んであたしの顔を覗き込んできた。 あ、…祐樹と同じ目…。 「色々言うと祐に怒られるからな言わないけど。…ありがとう、祐の傍に居てくれて」 頭を撫でながら笑ってそう言うお父さんに泣きそうになった。