お皿を洗うのを手伝いながら、さっきから気になってたことを尋ねる。…もちろん、祐樹じゃないからメモを使って。 《なんで、私の名前知っていたんですか?》 祐樹のお母さんたちも何回も病院にお見舞いに来ていたらしいのに、一回も会ったことがなかった。 ……こんなに素敵なお母さんたちなら、もっと早く出会いたかった。 メモを見て、お母さんが優しく微笑む。 「祐樹がね、行くたんびに話してくるの」