Last Wing




「なー、美音」


不意に呼ばれ、顔を祐樹の方に向ける。


「すっげえ…怖いこと言ってい?」


そう言って、切なそうになんて笑うから、あたしは祐樹の手を握って頷く。



「もし…さ、この世界が」


ねえ、祐樹。


「俺と…」


貴方も気付いてるんでしょ?


「美音だけだったなら」


あたしたちには


「…どんなに」


タイムリミットがあって


「幸せだっただろうな…って」




その限界が近いってこと。