その後は、普通の…あたしたちと同い年ぐらいの恋人たちがするようなことをしたい、ということで買い物をしたり近くの海まで行ったりした。
その間も、ずっと手を繋いで歩いた。
「すっげー、広い!」
果てしなく広がる海原を視界に入れて、感嘆の声を上げる祐樹。あたしも隣で思わず口を開ける。
少しずつ、赤に染まる空を水面に映してキラキラしてる、その光景は。
「すっげえ…なあ、みの…って美音!?」
あたしの涙腺を刺激するのには十分だったみたい。
「泣くなよー」
苦笑しながら袖で涙を拭ってくれる祐樹に飛び込んだ。

