Last Wing




帰り道、二人で赤くなっている姿は周りから見たら滑稽だったに違いない。



…なんで、祐樹まで赤くなるの。視線に思いを込めて祐樹を見上げる。


「……っな!あんなこと言う機会ねえもん!」


じとー、っとそのまま見続けると更に赤くなる祐樹の顔に吹き出した。



「笑うなよ!っあー、もう!美音!」

いきなり呼ばれて、びっくりして見上げると


――ちゅ


唇に触れる柔らかくて温かいもの。



「ほら、美音も真っ赤!これで、おあいこだかんな」


足を軽く引きずりながら先に行く貴方を呆然と見つめた。


お姉ちゃんが、それを見て笑ったように風が優しく吹き抜けた。