Last Wing




「なーなー、提案なんだけど!」

手を絡めながら、道を歩いていたら唐突に祐樹が口を開く。



「?」

「トークノート、今日は使うのやめね?」


……な、なんで?

祐樹と話が出来なくなっちゃうよ。



「なんねえよ」

「!」

「今、話が出来なくなっちゃう、とか思っただろ?」


……どして?



祐樹の手があたしの顔をフワリと包み込んだ。



「言ったじゃん。美音の気持ち、全部伝わってるって」



そう言って、最高の笑顔を貴方はくれるの。