Last Wing




そして、次の日の朝。

「1日したら帰ってきます」という置き手紙を残して、あたしと祐樹は……鳥籠の外へ。



「っ!」


空は祐樹と初めて会った日と同じぐらい真っ青で、心地好い風が頬を擽る。



「みのーん…、俺怪我人だからー」


口を尖らせて、少し足を引きずりながらあたしの後を歩く祐樹のもとへ駆け寄った。


《ごめんね?》


覗き込むようにして、手を軽く顔の前で合わせて首をちょっと傾ける。


「…美音さ、なんか技習得し始めたよな」

「?」



無意識とか俺がもたねえよ…、と嘆く祐樹を不思議に思いながらも、もう一度空を見上げる。