「…こんにちは」 美音の両親は本当に次の日も次の日も訪ねてきた。 美音が目を覚まさなくなって六日目の朝も美音が寝ている緊急治療室の外の廊下に立っていた。 「……美音は」 「まだ、目を覚ましません」 寝ていないのか、くまができてるその顔を見て、迷いが生じる。 この人たちの話…聞いてやらなきゃ、いけないんじゃないか? 「……そう、ですか」 「あの」 片手でドアを開けて、ふたりを中に促した。