特別な服を着て、消毒をしっかりとして、恐る恐る部屋に入ってきた美音の両親。 ぎゅ、と美音の手を握る。 ……大丈夫、俺が美音を傷つけさせないから。 「なんですか」 「……ぁ」 想像してたのよりは、だいぶ気弱そうに見えた彼らを冷たく見据える。 「み……の」 伸ばしてくる父親らしき男性の手と美音の間に入り込む。 「触るな」 「!」 「あんたたちに……美音を心配する資格なんかない」 ずっと放っておいて翼に傷を負った美音を鳥籠に閉じ込めておいたんだ。 今更、鍵なんて、開けにきても意味ないよ。