窓の外を見て、ぼうっとしていると何だか廊下の方が騒がしくなってきた。 「……?」 ガラスの向こうに看護士や医者たちに囲まれた男性と女性。 「!」 その女性を見て、眉間に皺を思い切り寄せる。 「……美音」 美音の前で、きっと両親の話はタブーなんだろうけど、ひとつ言ってもいいか? 「美音、……母親似なんだな」 ガラスの向こうにいるのは、紛れもなく 美音の両親だった。