Last Wing





一階は、ざわついていて、いつもの和やかさなど嘘のようだった。


看護士の人たちも忙しなく走り回っていて、なかなか話しかけようとしても捕まらない。



「おばちゃん!」


視界の隅に、売店のいつものおばちゃんが映り、俺はそこへと走る。



「こらこらあんまり無理すると…」

「おばちゃん!美音は!?」



一気に曇ったおばちゃんの表情に焦りが増す。