Last Wing





階段を転げ落ちるように降りて、一階へと急いで、足を引きずりながらも、痛みなど気にせずに走った。




「………っはあ、はあ」


乱れる呼吸
汗ばむ身体



そんなこと、どうでもいい。



今、どんな痛みが俺を襲ってもいいから。
俺にどんなことが起きたとしても、…いいから。




ただ、今は


「美音……っ」


一刻も早く、美音の傍へ。