美音から話を聞いた翌日、瀬那が日本を発つと聞いて急いで美音の病室へと向かった。 「瀬那!」 「……別に、お前に見送られる筋合いないんだけど」 眉間に皺を寄せ、怪訝に俺を見る瀬那は相変わらずで、苦笑する。 そんな俺たちを見て美音が柔らかく笑った。 先生たちを呼んでくると言って病室を出ていった美音の背中をずっと瀬那は見つめていた。 「で、?」 「は?」 何の、で、? 「聞いたの?」