お姉ちゃんが居たからあたしの声は存在できて だけど、もうあたしの声の味方はいない あとはお金としか見ていない汚い大人たち だから―――気付いたの。 …――決めたの。 『こんな声、いらない』 それなら、あたしはこんな声いらないって思った。 あたしの声は、お姉ちゃんのモノ。 お姉ちゃんが居なくなってしまった今、その代償に この、声を捧げよう、と。 お姉ちゃんが居なくなったことを忘れないためにはそれなりの対価が必要だもの。 だから、あたしは声を捧げたの。