一瞬だった 道路に立ち止まったお姉ちゃんの姿があたしの視界から消えたのは 『おね……ちゃ、?』 お姉ちゃんが持ってたバラの花束が宙を舞ってすべてが赤く染まった。 全てが、全てが真っ赤に。 何が何だかわからなかったけどお姉ちゃんの傍に駆け寄った。 『お姉ちゃん!』 赤い 赤い 赤い 『忘れ…な…で。私…』 真っ赤っかだわ、お姉ちゃん