…………っちくしょ、


前までこの足で走ったり、ボールを蹴ったりしてたのに、



今は歩くのはまだしも、立ち上がる事さえできねぇのかよ…っ



ふ、と視線を足元からあいつに移した。



悠々と座りながら、外を見ているのがどうしても、



「お前さ、喋れないんだって?」

「………」

羨ましくて

「喋れないんじゃなくて喋りたくないんじゃねぇの?」

「………」

憎らしかった