Last Wing




嬉しそうに花束を抱えながら。



すごく腹が立って、立って、立って、すごく……悲しかった。


あたしが勝手にキレて
あたしが勝手に嫉妬して
あたしが勝手に……



『お姉ちゃん』そんな声をかける、なんてそんな余裕ある訳ないからそのまま道を進もうとしたの。

そしたらね、お姉ちゃんが道路を渡ってきたの。


もう、手を挙げて歩道渡るって歳でもないくせに手を挙げて笑顔で。


それであたしの顔を見て、すごく驚いた表情で

「みの…っ」

そう、あたしに向かって、呼び掛けた。