その絆のリボンは絶対にほどけることはない。 「……たしか、美音ちゃんが目覚めた時も傍に居たのは瀬那くんだったわね」 美音は、瀬那にしか見せない表情がある。 俺には多分、見せない表情。 「瀬那くんは美音ちゃんにとって特別なんじゃないかしら」 いいわね、そんな人が居て。と笑う看護士さんに泣き付きたくなった。 瀬那に、なんて、敵わないじゃん。 美音、……もう遅いか? 今さら、知ろうとするのは… 遅いか?