Last Wing




バシッ、と鋭い音が響き男の子たちは呆然とする。


右手がヒリヒリするのなんて、気にしない。

涙が溢れて止まらないのも、気にしない。


大声で罵倒できたらいいのに。
祐樹の何を知ってるの、と問い詰められたらいいのに。



口から漏れるのは掠れた呼吸音。


鉛筆を握り、トークノートに書きなぐる。



「……み…の…ん…?」


書き終わった紙を破り、男の子たちに投げつけてあたしは病室を飛び出した。