『ちくしょ…っ』 諦めたくなんかないし やめる気なんかもない だけど 『…うまくなれんのかな、俺』 不安じゃないって言ったら嘘になる。 目を擦り、帰ろうとした時だった。 ―――――ザァッ 風が強く吹き、思わず目を閉じる。 そして再び目を開けたら、天使がいた。 ふわりと髪をなびかせて、響き渡るその歌声は俺が今まで聞いてきたどんな声よりも澄んでいて、綺麗で。