「…うん。」


まだ怒りが収まらないあたしは、不機嫌な声で返事をする。



「もし、何かいるようであるなら、ぱぱっと払ってこい。」



「ぱぱっとって…そんな“ちょっとお使いに行ってこい”みたいに言わないでよ。」



じいちゃんに文句を言ったら、ニヤリと意地悪な笑みが返ってきた。



「ほぅー…何、こんな仕事は、朝飯前じゃぞ。
それなのに、これくらいで文句を言うとは……あぁ情けないっ!
あぁ……今までのわしの教育が悪かったのか……。


そうか、語学……あれだけでは足りんのか。なら…あと5カ国ほど追加を…。」