あんなの、キスに入らないっ!!



忘れよう


あたしは数分前の出来事を無かったことにしようとした。





「好きな人じゃない人とのキスはキスじゃないもん……あれは、事故事故!!」



そう自分に言い聞かせて
家の門をくぐった。




でも…陸の唇の感触がまだ残っていた………