耐えられなくて

泣きそうになる。






「……顔見たんだから

さっさと帰れ。」


ドスのきいた声で彼女さんを睨む。



「えーなんで。

もうちょっと良いじゃない♪」



陸の睨みをスルーして笑う。


「今日、大学は?」

「もう終わった。」

「誰かと遊ぶ約束とかねぇのかよ」

「ないっ♪」

「…………ヒマ人。」

「うるさいわねっ!

このボケッ!!!」





・・・・・・・。


何も口出し出来ない雰囲気……



二人の世界のなってるんだもん…




もう…泣きたい……






「もう、出てけって…。」


ため息とともに吐き出された言葉……。





「…何よーーお姉様に向かって

その口の聞き方!!」



「自分に様とかつけんじゃねーよ…」



呆れ返れる陸。