地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪




「ん…?
今さっきだよ?


あ、はいお茶!」




もう一本のお茶を陸に差し出した。



「杏…お前………

これ買いに行ったのか…?」


ペットボトルを指して、聞いてくる。


「うん。喉カラカラでさぁ〜…お財布あったから行って来た。」



けろっと答える杏樹。





プルプルと陸が震え出す。


「陸…?お茶あったかいのがよかった…?」



もう10月の中旬過ぎたしねぇ〜…



やっぱり温かいのがよかったのかなぁ……?





呑気に考えていると



右手を引っ張られた。




ぽすっと陸の腕の中に収まる。




「バカ杏樹がっ………どんだけ心配させんだっ………!」



「………………。」