瞬間 白熱の閃光がほとばしり、あたしを取り囲んでいた男達、妖怪達が全て飲み込まれた。 館の奥でソファーに腰掛けていたクロノスは、眉間にシワを寄せる。 館の外で、霊気の奔流が空高く上り、天を貫いた。 『小娘め…やりよったな…!』 クロノスの配下にいたもの達の全てを一瞬で消滅させた。 それほどの凄絶な力……! 『…あんな役に立たんものなどはいらん。 あの小娘…一人入れば、問題ない…… 死ぬ時まで、弄んでやる………』 低い声を出して身に纏う妖気を強めた。