「ウソッ……柚莉ちゃんが殺される……?」
「あの子のせいで、私達も死ぬの?」
「…違うよっ……!こんなの冗談に決まってる!」
複数の眼が、あたしに向けられている。
「………ウソ……柚莉が……………」
奴がいた場所を見つめる。
頭が理解力を失い、機能しない。
「……嫁になれば、柚莉は助かるんだよね………」
柚莉だけじゃない
ここにいる生徒全員……
助かるんだ………
唇を噛み締める。
噛み過ぎて口の中に、鉄の味が広がった。
コツコツ……………
誰かが、あたしに近付いて来る。
床を見ていたら、
男物の靴が視界に入ってきた。
「………どういうことだ?」

