地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪




「ウソッ……柚莉ちゃんが殺される……?」


「あの子のせいで、私達も死ぬの?」


「…違うよっ……!こんなの冗談に決まってる!」




複数の眼が、あたしに向けられている。





「………ウソ……柚莉が……………」





奴がいた場所を見つめる。



頭が理解力を失い、機能しない。





「……嫁になれば、柚莉は助かるんだよね………」



柚莉だけじゃない


ここにいる生徒全員……


助かるんだ………







唇を噛み締める。



噛み過ぎて口の中に、鉄の味が広がった。








コツコツ……………



誰かが、あたしに近付いて来る。






床を見ていたら、

男物の靴が視界に入ってきた。



「………どういうことだ?」