「…どういうこと!?

呪詛は私に………」



『あぁ…かけたさ…お前にな。


だがすぐにお前の呪詛全てを神崎が引き受けた。』



柚莉を蔑んだ目で見る。


「そ、そんな……」



『よかったなぁー…肩代わりしてくれて。


じゃなきゃ
とっくに松沢は死んでる。』



クククッと笑う。



『…キツイんだろ?』


奴が楽しげに聞いてくる。


「…全然?…このくらい平気だしっ………!」




キッと睨みながら強気に言い切る。




『へぇー…


じゃあ……これくらい?』


パチン…と奴が指を鳴らした。







「っっ……が…は…っ……!うっ……!!」




ざわざわと悪寒が背筋をはい上がって、全身が総毛立った。




ガクン………



膝が体を支えられなくなり、床に崩れ落ちた。