う゛う゛ーー陸が買ってくれたものだったのにぃーー!!


ガーンとマンガのようにうなだれる。




スッと手が伸びてきて、あたしの頭を撫でる。



「あとで大きいの買ってやるから。」


慰めるように言う。





ピタッと涙が止まる。


「・・・・ほんと?」


顔を上げ、陸を見る。



「ほんと。」


パアーーっと笑顔になるのが自分でも分かった。



「ありがとっ陸!」


あまりに嬉しくて、抱きついた。


「っ・・・・!」



陸の胸に顔を埋め、スリスリする。


「!!!!!//////」



陸の顔が、赤くなってることなんて知らなかった。