「後ろで雑鬼が見てんぞ」



陸からの言葉に思わず振り返った。


「え・・・?」


キョロキョロと見てみる



カリッ・・・・・




「陸ー?いないじゃん!」


顔を元に戻して飴を見る。


・・・・・

「ああぁぁぁーーーないい~~~!!!」



飴の半分以上がなくなっていた。


半分泣きべそ状態のあたし・・・



「クククッ・・・バーカ!
よそ見したのが悪いんだよ。」



ニヤッと笑われる。



「っバカ陸っ!食べたんでしょっ!?」


隣にいる陸をキッと睨む。



「いいじゃん、別に。」

しれっと軽く返してくる。


「あたしのリンゴ飴ーーーー(泣)」



ガクリと肩を落とした。