地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪

ようやく見つけたところに座る。



ケータイで時間を確認すると、開始まであと30分ある。



「みんな来るの早いね・・・」

周りを見ながら言った。



見てみると、カップルばっかり・・・



暗いからイチャイチャし放題だし。


この中に柚莉達もいるのかな?





「杏、雑鬼たちまできてんだな。」

「ほんとだ。」



時間的にはもう彼らたちが動き出すし、居てもおかしくない


雑鬼たちは、カップルの背中に寄りかかったり、

露店の食べ物を横からつまみ食いしていた。









時間があるので、あたしも陸に買ってもらったリンゴ飴を食べる。




甘くてカリカリとした飴がたまんないの♪


「おいし~~~♪」




上機嫌で食べていると・・・・