家を出ると、門のところに寄りかかっている陸が見えた。 「あっいる・・・」 小さく声を上げ、駆け寄る。 足音に気づいた陸が顔をあげた。 「っ・・・・!」 あたしを見た瞬間固まった。 じいちゃんもお父さんも陸も・・・ なんで固まるのよっ!! どっか変なのかな・・・? 浴衣?髪? あっ腰ひも出てるのかな?? パパッと確認するけど、 着崩れもしてないし・・・なんで? 「これは反則だろ・・・」 小さく呟いた。