地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪



ぐいっと引き寄せられる。




「陸?」



見上げると、少々イライラした感じの様子。




「チッ 男いんのかよ。」



軽く舌打ちをして2人は去っていった。





????


「あの人達、かき氷いいのかな?」



「は?お前、ナンパだってこと
わかってねーのか?」



「な、ナンパ!?」



驚いて目を見開く。



「だろーが。」


「えっだって かき氷…………。」


「それがナンパなんだよ。」


「えぇーーわからなかった………」



はあーーーと大きなため息をつかれる。




「ついて行ってたら、喰われてたぞ。」



「喰われる………ってどういうコト?」