陸の姿を見た瞬間、鼓動が早くなる。
「どーした? 気分でも悪いのか?」
近づき、コツンとおでこを合わせる。
キャアアアアーー///////
一気に顔が熱くなった。
「っ・・・・別になんでもないよっ。」
手で押し返し、離れる。
自覚した途端、顔が直視出来ないっ・・・・
俯くけど顔は熱いし、心臓はバクバクなってる。
ど、どうしよう・・・!
こ、これは・・・・逃げるが勝ちっ!!
そう思うと、一目散で教室へ戻った。
「杏のヤツ、なにしてんだ・・・?」
後ろで不思議そうな顔をした陸がいたけど、気づいていなかった。

