「ちょっと、良いかしら神崎さん。」


クラスでもリーダー格の矢田さんが言う。



イヤですって言ったら、やめてくれるのか?


・・・・絶対に捕まえられるよ・・・



「はい。」


逃げることが無駄だと解釈し、大人しくついていくことにした。






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着いた場所は、校舎裏・・・



学園の敷地が広いから、呼び出しスポットがいっぱい。



いろんな意味でね・・・?


でもコレは多分、悪い意味で呼び出しだと思う・・・



ううーーー絶対やばいよーーー!





足を止めた矢田さん達が、振り返って聞く。



「呼び出された理由わかる?」



・・・多分、上田君絡みだらうな・・・

この頃話す様になったからね。



でも一応惚けて・・・


「わかりません。」と応えた。