パチパチと目を瞬かせる。


なんて言ったの・・・?


”お気に入りの子”?・・・まさかっ!


そんなこと、ありえないよっ!!



首元のネックレスを見る。


視線を陸に戻すと、また目があう。



少し微笑むと、言った。


「だから、他の奴に手ぇ出されると・・・いい気分しないよね?」


「「「きゃーーー陸様がぁーーー!!!」」」



クラス中の女の子達が叫ぶ。




・・・・・。


勘違いしちゃダメだっ!あり得ないから・・・


あたしなんて・・・




「神崎さん、顔赤くない?」


「え゛ぇ゛・・・あ、赤くないよっ!!」



ブンブンと首を振る。





たぶんアレだ。陸にとって見鬼がある子がそばにいなくて、


あたしが仲間(?)だから、気に入られてるんだろうな。