「えっ?なに?」


聞こえなかったので、もう一度聞く。


「なんでもねーよ・・・」

「そう・・・ん?

陸・・・何であたし、浴衣着てるの?」


パーティーの時は、ドレスだったもん!


「ああーいくらなんでもドレスでは、きついかと思って・・・着替えさせた。」



・・・・・・・・。


「誰が?」


「もちろん俺にきまってんだろ?」


さも当然と言うように陸が言った。


「いやー見事な果実たちだった。触ってくれと言わんばかりで・・・

何度、手がのびそうになったか。」


「陸のばかあーーー!!」


ガバッと布団をかぶり、まるくなる。

ううーーー見られたあーーー!!



「俺だってな、寝ているやつには手なんてださねーよ・・・」



モソモソと手が動く。


ギュッと後ろから引き寄せられた。


「ちょっと。陸・・・っ」

チュッ・・・


「ひゃあ・・・」


首筋にキスされ、体が跳ねた。」