「あぁ…滝本君の…」


一気に残念という表情をするおやじ達



チラリと視線を下に向けると、酒の入ったグラスが転がっていた。



杏の奴、酒飲んだのか…


顔を見ると、ぐったりとしていて苦しそう。



おやじ達に礼を言い、パーティー会場を後をする。



杏はお姫様抱っこをされている状態。


そう言えば、集団宿泊の時も医務室でしたなぁ…


まぁ…あの時と意味は違うけど(笑)



エレベーターに乗り、支度をした部屋に戻る。


あの部屋は今日俺が一日借りてる所だし問題ない。


しかし…杏軽いな…中身綿だらけじゃねぇの?


器用に部屋の扉を開ける。


ヘアメイクをしてくれた女性は、もう帰ってる。



杏を部屋のベッドに降ろす。