地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪

あたしは昔の記憶と共に話す。




あたしの家は、陰陽師。


よって、小さい頃から毎日修行だった。


幽霊や妖怪は、皆見えるものだと思っていたから、

保育園などであたしは妖怪と遊び、いつの間にか変な子と呼ばれるようになってた。



周りから‘危ない子供’扱いされ、友達もいなかった。



遊びたい盛に、友達もいなくて、家では毎日修行ばかり…苦痛な日々だった。



それであたしはすっごく捻くれ者になってた。




そんな時、柚莉と出会ったの。


当時から見鬼だった柚莉は、同じく見鬼のあたしに話し掛けて来た。



修行してるから、不思議な術使えるのに怖がりもしないで…。



あたしの力を見て

『すごいね!カッコイイ♪』

って言ったの。