その時のじいちゃんのキレ方はハンパなく、かなり怖かった。


なんでも、霊力を隠す道具だから、作るのが大変らしい…。



あの時の悪夢が甦る。


その時以来、絶対に眼鏡だけは、壊さないようにしてきたんだからっ!




なんとかして取り返そうと思い、ぴょんぴょんとジャンプしてみる。



「陸っ!!返してっ!!!」


「じゃ、約束忘れんな。」

「もう忘れないからっ!」

コクコクと首を振って、アピールする。


陸がちょっとニコリと笑ったから許してもらえた…



と思った瞬間。


ガシっと手首を掴まれた。