よしよしと頭を撫でる。


「もう―ムリ――!」



あちゃーしょうがない。


「柚莉…どうしても緊張する?」


「する――!!」



ガバッとあたしに抱き着く。



「わかったよ…おまじないしてあげる。」


「おまじない?」


フッと体が離れる。


「うん、緊張がなくなるようにね。」


「ホントっ!?」



コクリと頷き、あたしは符を一枚取り出し、柚莉の額にあてる。




「彼女の緊を解き、これを依りとして移し替えよっ!!」