「よっよろしくお願いします…」



ガッチガチの柚莉……。



パシャ パシャとポラをきる音がするけど、表情は硬いまんま。



カメラマンが、ギャグを言ってリラックスさせようとする。


だけど、かなり上がっているみたい…。



しょうがない…あれやろう。



あたしは近くにいるスタッフに話し掛ける。



‘柚莉をちょっと連れて来てもいいか’と尋ねると、
あっさりOKが出た。



柚莉がやって来る。



「あ゛んじゅ――ぅ…。」


今にも泣きそう…。