「踏み潰されたら、ヨウチューは死んじゃうじゃん……」
そんで俺は、そんな判決の時を今か今かとビクビクしながら待っている。
今だって適当にハナシ合わせて笑って学校内でつるんでるだけの関係保ってる分際でナニ言ってんのオマエ、てハナシだけどさ。
(…バット、)
今まで傷付けてきたダチンコに裁かれるってんなら、本望だし。
「強がり」
口にしたら、ぷって笑われてバッサリ斬られた。
…わかってるっつの。
いくらかっけぇこと思ってても言ってても、いざそん時が来たら多分、いや絶対、俺は立ち直れない。
傷付いて傷付いて傷付いて。
「今よりもっと、人間不信になったりしてね」
ダンゴが笑いながら、嫌なこと言って俺を苛める。
でもコレ、多分、予言。
俺だって、そうなる気がする。
―――俺は一回くらい、罰を受けとくべきだ。
と、思う。
…ようになったのは、ダンゴと会ってからの、ほんとつい最近の、話。


