臆病なサイモン
青春・友情
完
0
- 作品番号
- 279256
- 最終更新
- 2016/09/15
- 総文字数
- 157,350
- ページ数
- 273ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 277,517
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
青春・友情5位(2009/09/08)
- ランクイン履歴
-
青春・友情5位(2009/09/08)
2009.09.03
「完結」
俺は産まれつき髪の色がちょっとおかしい。
別にミドリだとかアオだとかアカとかってんじゃない。
チャイロが混じった、キンイロ、っていうか、なんかそんな感じ。
別に学校生活には問題はなかった。
先生もダチンコも、みんなこのアッタマわるそーなパツキンが地毛だって知ってたし。
ただ一個、最大の問題があるとすれば、俺がまっキンパツで産まれる要素が全くの「ゼロ」、ってこと。
「ゼロ」。一個もない、とかじゃない。限りなく「ゼロ」に近いってんでもない。
「ゼロ」。
つまり、「ありえない」ってことだ。
この意味、わかる?
※ガラケーで文字制限あったときに書いていたので、一ページの文字数が少ないです。
現在、ちまちままとめ作業を行っておりますがまだまだかかりそうです。ご了承ください。
この作品のレビュー
サイモンくんはダチにも家族にも、ちょっと怯えている。 だって怖いから。 どんな風に思われているか怖いから。 でもね、ダンゴが変えてくれたんだ。そんな世界を。 彼女は優しくないけど、でも臆病ばっかじゃ優しくない世界なんだって教えてくれた。 サイモンくんの悩みに共感できるし、笑えるし、自分の在り方や家族の関係に悩む。 だから本当に大好きな作品でした! ニンゲンだもの、頑張らなきゃ!と思えるお話で、これぞ青春だって思えました。 振り返れば恥ずかしい中学生時代かもだけど、でも、思い出したら絶対に微笑ましい青春。 サイモンくん、よく頑張りました。 君の頑張りを見習いたいです。
ダチにも家族にも、いつだって怯えてたサイモン。 そんなサイモンを、ひとりのみたらし転校生、「ダンゴ」が変えてくれた。 決して優しくない言葉ばかりだけど、その中で優しい世界を教えてくれた。 いっぱい泣いて、いっぱい笑って。受験生だからって何?「せーしゅん」しちゃおーよ!ダチと馬鹿やって、「オトウサン」って「オヤジ」って呼んで。周りからすれば「くっだらねえ」って思われるかもだけどさ。 サイモン、臆病ヨウチューから進化します!立派になれずとも、ダンゴにいっぱい色んなこと教えてもらって、踏み潰されないよう「ニンゲン」頑張ります! サイモンのパツキン、「アリ」に決まってるよ。
この作品の感想ノート
>香風りりさん
遅くなってごめんなさーい!土下座!
なんか緊張しちゃって…(ばか)
お奨めしてくださった睦月さんにも、りりさんにも感謝感激です!
この小説から、そこまで読み取ってくださったりりさんが大好きです!
本当にありがとうございます!
サイモンは不滅です!
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