年が明け、相変わらず祐司とは会えないまま学校生活を送る3学期。 たまにメールはしてるけど、勉強の邪魔になるといけないから頻繁には送れない。 だけど祐司の受験の前日にはメールじゃなくて電話をした。 「頑張ってね」って、どうしても口で言いたかったから。 電話での祐司は自信ありげで、きっと受かるだろうってあたしも思った。 そして祐司は第一志望にあっさりと合格。 合格発表の帰り道中に祐司は得意げに電話をくれた。 そしてその瞬間、あたしの第一志望が決まった。