「おい秋山」 呆然とたたずむ俺に、担任が自分の机から声をかけた。 「はやく来い」 「あ、すみません」 担任まで届くように少し大きな声で答え、その机まで歩く。 「このプリント、六時間目のLHRで使うから昼休みのうちに皆に配っておいてくれ」 机の上に積まれたプリントに手をのせて言う。 プリントの上部には『文化祭アンケート』と書かれ、数枚がホチキスで綴じられていた。 「HRまでに回答しておけばいいんですか?」 「あ?ああ、それはどうでもいい」 どうでもいいって…… どうなのそれは。