「……あ」 「え?」 花音のその言葉と同時に、突然肩に重みがかかった。 びくっと跳ねる体。 ってか思いっきりびっくりした。 「!?」 「秀平だ」 秀平……? この肩に乗ってる……手だ。 この手は秀平くんのもの……? 上を向くと、確かにあの無口な秀平くんがいた。 あ、触れたの……というより、触れられたのは初めてだ。 「……それ」 と言いながら手紙を指差した。 「あ……」 「読んだ……?」 ……はい、過去最速で読み切りました。