あ、あたしはどうすればよいの……?


「葵ちゃん」

「へ!?な、なに……?」


思わず飛び起きた。

すると目の前には、ものすごく近い柚縷ちゃんの顔。


「……!!」


顔をそらすとものすごく近い翼の顔があった。


もう、軽く泣きそう。

近いから!!

なんかものすごく近いから!!

こんなに近くに男の子の顔があったの初めて……恥ずかしいよ……。


しかたなく、うつむいた。


「さっきの、意味通じた?」