そんなことを考えてるうちに電車は駅に到着し、改札を出るといつものところに翼がいた。 「翼!」 「あ、葵。おはよ」 「おはよう」 今日は柚縷ちゃんに再開する日。 早く会いたいけど、ちょっぴり恥ずかしいのと、まだ罪悪感が残っている心。 複雑な気持ち。 「葵、これ」 そう言って差し出したのは、手紙だった。 「……柚縷ちゃんから?」 「トキからの、最後の手紙」 それを聞いて、すぐに開いた。 『楽しみにしてるね、葵ちゃん』 嬉しかった...。