もう1回呼ぼうとした時。 窓が開いて、3日振りの美雪の顔が見えた。 よかった……元気そうだ。 俊夫から状態はちょくちょく教えてもらってたけど、実際、姿を見て安心した。 「よっ」 俺はこめかみに2本指を当て、挨拶をした。 すると、美雪は少し首を傾げた。