疲れてんのかなぁ? 取りあえず、俺は近くにあったタオルを拾い、美雪の汗を拭いてやった。 結構、髪もワシャワシャと荒く拭いたのに、目を覚まさない。 そのタオルを体育館にある水道で洗い、まだ若干温かいおでこに乗せた。 んー。 どうしたもんかなぁ……。 俊夫を呼んで、部屋へ連れて行ってもらってもいいけど……。 『ただ寝てるだけだったのに、大袈裟にして』って、美雪が怒りそうな気がする。 その辺の性格は、なんとなく分かってきた。